2. 待遇条件


役員候補職員として従事していただく条件は以下のとおりです

基本条件は悪い


低報酬

当法人は2001年3月の設立以来23年間にわたり運営されてきましたが、その経験から、「民間営利企業と同等の報酬額」では持続不可能であり、また、社会からその存在意義を高く評価してもらえない、と考えています。

不得意分野でもやる

組織が小規模で、内部でそれぞれが得意分野を分担して全体の効率を上げるという方向は取れません。外部人材との協働や支援はもちろん必要ですが、自らのスキルを上げ日常業務をこなすことが求められます。

下請け人がいない

当法人は零細組織ですが、情報公開・順法などのガバナンスやパブリックサポートなど、一定の基準を満たした認定NPO法人です(2008年4月認定取得(国税庁)、現在神奈川県の認定を保持)。しかし、上から下に向けて仕事を流せば済む、という現実はありません。最適解は組織規模により得られるものではないと考えます。

小田原拠点

当法人の活動に地域依存性はありませんが、交通の便よし、事務所条件よし、生活環境よし、で現在地に定住しています。


その代わり

活動理念1や行動規範2を逸脱しない限り、全てに創意工夫と自由な裁量が可能です。仕事の一部を任されるのではなく、試行錯誤と工夫をかさねて自由に業務を進展させてゆくことができます。

1 活動理念

基本条件にあるとおり、「海洋の基礎データを誰もが自由に利用できるよう広く社会に提供し、海洋環境の変動を解明することに貢献する」です。海洋のデータは、いわば社会的な共通資産と捉えるべきもので、豊かな社会の基盤をなすものと考えます。ここに、市場原理による支配や制度による介入などにはなじまない活動を展開する意義があると考えます。

2 ヴォース・ニッポンの行動規範

「常に社会全体の利益を目指して、NPO法人が担うべき役割を認識し、いかなる評価を受けようとも常に誠実に行動する」としています。強い意志と高い志を持ち、常にぶれずに行動することが求められます。